ドラマ『バイプレイヤーズ』7話が最高だった

2016年は大河ドラマ真田丸で狂っていた(もじどおり)。
それにでてらした寺島進さんはじめ、味のある脇の俳優さんたちが本人役で登場していて、中国の配信専門映像チャンネルとの作品契約の都合上(この中国のチャンネルってあたりが今っぽくリアル)シェアハウスするっていう狂った設定の、「誰得なの?いやおいしいけどさああ!!!!」ってそのツボのつかれ具合をつい(喜びから)叫びたくなるようなドラマが2017年にあったのです。
あからさまにドラマなのに、元から(リアルで)昔からの縁故もあったその6人の醸し出すお友達関係の雰囲気の自然さ、リアルとリンクした台本、ゲスト俳優さんたちとの仲間感も関係性も本当によくって。
あと、松重さんと光石さんがたまに話す博多弁もよかった。やっぱりキュート。
(トモロヲはいつものように狂った役だったw うんまあ。)

www.tv-tokyo.co.jp

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正直、50overの役者さんがわちゃわちゃしてるって、本当にいい。
これを若手俳優とかで真似たらだめだ、って絶対思う。この年令だからこそのギリギリのネタだったり、エロはさんでも生々しくなかったり(ほんとか?w)するところが面白かった。

*忘れてしまったら、ストーリーは家にあるだろうDVDでもみなさい未来の私。
(今はアマゾンプライムでも視聴できるがそれは永遠ではない)

 

 

で、それの7話。

寺島さんがヤクザ映画を全部やめようとしてる回がありました。
保育園に通うちいさな姉弟のファンがいて、その子達がお友達に「お前が応援してるのは悪役だ」ってからかわれてるが原因(&自分のうちにも小さい子がいるしね←時系列的にリアルとリンクしてる。このへんがこのドラマの空気感の面白い所)で。

 

それをシェアハウスの皆も止める。でも寺島さんは聞き届けない。
やっぱり悪役はやめようって思ってる。

次回共演予定の、旧友・椎名桔平やよくヤクザ映画で一緒の仲間にその事を告げる。
それも日帰り温泉の昼利用でだw
館内着きて一緒に桔平さんとマッサージうけて昼ビール。
桔平さん諦めない諦めないw
「何?タケシさんからオファーきても断るの?」
「だからさ、あんたには悪役の血がドクドクと流れてンだよ
悪役は俺の原点だからなあって受ける寺島さんに桔平さん
「自分に正直になんなよ。だったらさぁ」
「いい人やってる寺さんも好きだけどさ、あんたしかいないでしょ。嘘のない悪役ってさ。やろうよ。一緒に」
って結局口説きおとすんだけど、このへんでもう私的にはニヤニヤなわけですよ。
何この「俺にはわかってんだよ」感…

 

結局現場には入るものの、まだその子供がらみの演出に躊躇って現場をどうにかしようとする寺島さんに桔平さんが
「裸で芝居に徹するっていうのが寺さんの信念じゃなかったの。嘘のない悪役、それが寺島進にしかできない悪役じゃないの?
「見たいんスよ。俺は。みんなもね」

なんだこの俺にはわかってんだよ!感は……(ごちそうすぎる)


結局現場はおわり(つまり劇中劇だ。このドラマ本当に劇中劇が多かった。ニセ現場それぞれのドラマカットも別カットでみたかったな)、初監督作品の監督にお礼を言われ、桔平さんも
「何も足さないからこそ生き様が見えた。やっぱ最高だよ寺さん

でもそれでもふっきれてなくて、ため息ついて座り込む寺島さんに、桔平さんが近寄ってきて仕方ねーなーって笑顔で座り込み、
「なになにー?まだ悩んでんの?」
何これ!アフターフォロー!!!!アフターフォローなの!!!(鼻血)
「んなわけねェだろ」
「少なくともさぁ、ここにいる皆は大喜びしてたよ。…俺も含めてさ」
肩ぽんとたたいて、桔平さんが笑顔で

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「大丈夫だよ…大丈夫」

結局そのファンの子たち含めて色々が大丈夫なんだけれど、
ちょっと腐ったブレーカーがバチーンと降りた目でこの一連の流れをみるとね、これがもう寺島さんヒロイン枠で(え、ちょっと何いってるかわからないと思いますがしばらく放置してくださいw)、桔平さんは昔の男
「お前の本質は俺がよく知ってるし、相変わらずお前は最高だった。他のお前になろうとしたって無駄だ。俺がしってるお前こそが最高だよ」って、俺の手元に引き戻すべく言ってるとしか!!!!!!(言ってません)

いやーいい。友情最高!!(そんな話だったっけかw)

 

で、それのカメラ目線別カット。かっこいいにも程がある二人

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ダメ押しされたのは椎名桔平さんのインスタ。

なんだこれ!!リアルでやっぱり俺の寺島扱いじゃないか!!!!!

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ちなみにその後に、前述の幼児のお昼寝にかけつけて、添い寝してぽんぽんしてあげて、最高にやさしい声をだしてニコニコしてる寺島さんにもとろけたので、未来の私は思い出せない場合はDVDを必ず見るように書き加えておきます。

 

9/27 太宰治「駈込み訴え」

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愛という名の独占欲から主を売るユダ、最高にゾクゾクしますね。
多分光秀が信長を手にかけたのもこれなんだ。
手に入らないなら殺す。
元の文書の改行のなさが堪らなく憔悴感を煽るので全文是非。

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すっかりわすれてて、金曜日朝に投稿。
初めて読んだけれどたまらなくいい。元のツイートには青空文庫のリンクがついてるので読めちゃうのがいい。
手にはいらないなら殺す、最高にいい。

「を」が書けない。あと誤字が数文字あるのに翌日気づいたw

9/20 小川未明「赤いガラスの宮殿」

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お題の数フレーズ下の 「こんどこそ、魂を入れ替えて働くだ」
彼は、生まれ変わったように、さとりました

悟りたい。

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仕事やりたくないw いまだにやりたくない。
この頃から無印のゲルインクボールペンで落ち着いた。液垂れしないし。
でもそもそも文字がきれいじゃないので、グラグラしております。

9/13 北原白秋「フレップ・トリップ」

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「可愛いと思ってるんだろ!可愛いよチクショー!」 って
無駄に叫びたくなる日向の色彩感覚とフワフワ感であることだなぁ。

 

そこらの便箋に万年筆(黒)

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液だれひどいなあw
しかし本当にフワフワしてる。かわいい畜生かわいい!w

9/6 有島武郎「燕と王子」

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『燕と王子』は原作の愛と共に死を選ぶ(そして祝福される)ワイルド版より《死と再生》感高めで、友を喪いたくない気持ちが高くて好きなんだ。
でも当の有島は原作どおりに愛と共に心中しちゃうんだから世は分からないのです。
そして最後の行はヘロヘロ笑

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8/31 正岡子規「字餘りの和歌俳句」

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これは子規先生わざと文字と言い回しを繰り返し、見た目をゲシュタルト崩壊させてるんじゃないのか?と疑いたくなる笑 そういう遊びだったら嬉しい。
余るの旧漢字初めて書きました。
(無印0.7㎜ゲルインキボールペン&100均和紙)

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8/23 坂口安吾「桜の森の満開の下」

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安吾さんといえばこれだよね、くらいのものだけど、書いたのははじめて。
ワンフレーズ20文字くらいでピシッと収まるんだね。さすが安吾さん
(といいつつ原稿用紙横づかい&文字間ツメですけど)

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もう締め切りギリギリで、完全に手癖。ジェットストリーム、ボールペンとしては書き味が最高レベルだとおもっています。速記にも向いてるような気がする。